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コッコの大切な日

丸山隆平へ重い愛を捧げたい所存です。

マクベス感想。ネタバレ注意。

 


最初からびっくりするほど事細かく感想を書いております。
ネタバレです。

ネタバレを避ける方は、お戻りください…

 

 

 

 

まず外見から良いですか?

丸山さん、とても仕上げていました。
シュッとしいてらっしゃって。
ほほ骨が浮き出ているんじゃ?というくらいの。
マクベスは大男ですから通常のベストなプロポーションで挑むのだと思っていましたが、げっそりという言葉が似合うくらいに。
そうか、そっちにいったのかと思いました。
メイクで目元、特に下まぶたをほんの少しラインを引いていたようで、演出家さんと丸山さんの思うマクベスはこういう人なのねと一目で分かりました。
指も若干細くなっていたような…これはわかりませんけれど。笑
戦場で敵の手を掴み(まるでダンスをするかのような手の重ね合いでした)殺害後別れを惜しむかのように手と手を離した時、マクベス夫人と愛し合う時、ラストの3人を相手にした時、そんな時の手がとても美しかった。
それに手の先にも気持ちが入っているようでした。
戦場で敵の〜のシーン、やらなければやられてしまう戦場で精神的にも疲れ悲しい気持ちの大きな手指。
夫人と愛し合うシーン、戦場から帰り、癒しと安堵を求めるように夫人を求める気持ちの手指。
ラスト3人とのシーン、 もはや怖いものはなく快楽のためのように殺していく気持ちの良さそうな手指。
この、3つのシーンでのマクベスの手指がとても好きです。
胸がきゅう、となります。

あと、丸山さんって足大きいんですね!笑
興奮しました…足大きい…びっくりした…すき……うわ言のように好きと繰り返します………


心情の演技の感想、言いますね。
正直、ほんの少し惜しいな、という感じでした。おかしくなる前の和やかなシーンは丸山感がほんの少し出ていたかもしれないです。
でも、演出家の祐美さんの考える「魔物」を思えばアリだと思います。
明るくて朗らかで優しくて愛に溢れている。冗談もかっこよく言えて、親友とハグをするシーンや、ダンカンからコーダの称号を承る時は丸山さんのみたらしな雰囲気がちらりと見え隠れ。パンフレットで「マクベスと僕が重ねられずに見てもらえればお芝居する者としては嬉しい(要約)」と語っていらっしゃったので、それとを考えると…うむ…という感じ。
でもその後発狂していくことを考えるとそれがまた良いのかもしれません、マクベスは魔物と出会うまでは勇敢で誠実な男でしたから、より一層、狂ってしまうマクベスがリアリティでした。

発狂していくシーン、これは良い意味で丸山さんと重なっていたような。
マクベスの闇と、丸山さんの闇が。
濃淡の違う黒の薄紙を重ね合わせたのではないのです。
濃淡の違う黒い水が混ざりあって、黒く黒く。
そこが、とても素晴らしいと思いました。
先ほども出したパンフでの「マクベスとして見られると嬉しい」という言葉とは違う角度になってしまいますけれども、でも、これはすごいことなのではと思います。
だって、混ざりあって溶けてるんです。
マクベスの恐怖が、眠りのこない日々が、丸山さんの心臓にも突き刺さっていたんです。2人、同じ棘に貫かれていたんです。

うまく言えない、けれど、私たち丸山さんのファンが待っていた「暴君」「殺人鬼」と成り果てた彼は、目が真っ黒に輝いていました。

ラスト3人との戦いのシーン、本当に美しい。
歌うように。踊るように。大人が子どもをあやすように。本当に優雅で上品に、舞を舞うように殺していくんです。
それもじわじわと。
1人目は不確かですがゆっくりと首元を剣で切ります。
2人目が美しかった、踊るように殺陣をし、一度身体を刺したように思います。
その後、彼の頭を胸に抱き寄せ、耳元で最後の言葉を告げ、彼の頬にキスをして首を切るのです。
死の接吻、初めて見ました。
あのとき確かに、マクベスは死の接吻をし、敵は倒れた。
3人目には今度は荒々しく。
3人目は間際でマクベスへと寝返ろうと跪き挨拶をしました。
こちらも不確かでなく申し訳ないですが、身体を刺し動けなくし、彼の身体を踏みにじったのです。マクベスは。
そうして首を掻き切りました。

美しい。本当に美しい。
魔物に取り憑かれ、幻影に脅かされ、妻も亡くした、王は、美しい殺人鬼に成っていたのです。

 

丸山さん、すごいよ……
貴方はすごい。見事に、貴方にしかできないマクベスでした。
飾り気のない、マクベス
上手くやろうとか、汲み取ってもらおうとか、そんなことじゃなくて、心からマクベスを愛していた。
マクベス夫人よりもマクベスを愛したのは、他の誰でもない、主演の丸山隆平だと、私は思います。

 

 

ちなみに、というか、ついでに。
丸山担さんが瀕死のラブシーン。笑

こちらもとても素晴らしかったですよ。
一心同体の妻がマクベスに駆け寄り、それを抱き受け止めるマクベス
夫婦の愛がありました。夫婦の熱く真っ赤な愛がありました。
そこからのラブシーンっっ!!
これは軽率に興奮致しました。笑
大人の男と女が愛し合っている、この美しさとは言葉に出来ないないものがありますね。本能でしょうか。

また、心情も面白かった。
戦場から帰ってきて、興奮もしているし疲れてもいるから妻を求めるマクベス
マクベスから「魔物に王になると予言された」との手紙を受け取り、その話をしたい夫人。
男女のうまい応戦でした。
もちろん、女が勝ちましたけれども。笑

とりあえず言いたい、ここまで堅物に文を書いてきましたが、そういうの取っ払って言いたい。

 

自担のラブシーン生で見れて幸せしかねぇーーー!!!!!!!!
あんな風に女の人を触るのねーーー!!!!思った以上に艶かしい!!!やっぱり男だ!!!それも女を悦ばせる方法を知ってる男だよ!!!!!!

 


物語は間違いない、演出家さんも素晴らしい、セットはとても豪華でよく考えられており、何より丸山さんが美しい。眼福。
2時間半、美しいものしか見えないんです。観えない。
衣装などは、いつ時代のものか分かりにくくされておりました。
なのに、シェイクスピアの生きる時代が匂いました。芳しい美しさは罪ですね。
女も男もダメにしますね。私はすでにダメです。丸山隆平から離れらんねーわ…

 

長文ありがとうございました。
実は奇跡が起こりまして、もう一度マクベスを観る機会があります。
(その代わりリサイタル全滅です、そう上手くいかないものですね…笑)
とりあえずオペラグラス買うべきですよね………
後ろから2番目の席でも近かったけれど、次は表情を舐め回すように観たいです。

 

 

また感想書きます。